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遠入駿平:人間関係の起爆剤になる

今回お話を伺ったのは、法学部5年の遠入駿平さん。

現在も留学先のスペインで大学生活を謳歌する彼に、これまでの挑戦や、彼らしい人生哲学を教えていただきました。

ポジティブさと芯の強さが魅力的な、遠入さんの素顔に迫っていきます。

 

挑戦に挑戦を重ねた大学生活

「人間関係を固定されるのが嫌いで、常に色んな人と関わっていたいという想いがあるんです」

そう語ってくださった遠入さんは、大学の5年間でめまぐるしく様々なことに挑戦していました。

社会学部に入学した1年目で、テニスサークルと国際交流団体に所属。法学部に転学部した2年目には、知るカフェのインターンや学祭のダンス大会に挑戦し、3年目にはゼミの勉強に励んだそうです。

しかし、魅力的な人がいる環境、自分のやりたいことができる環境を追い求めるなかでは、挫折もあった模様。

それが、国際安全保障について学ぶゼミでの勉強でした。所属したそのゼミは、毎週150ページ近くの英文資料を読むことが課される、非常にシビアな環境。

遠入さん自身、英語能力にはある程度自信があったからこそ、得意分野が通用しない挫折感を味わったそうです。

そもそも、なぜそのゼミに入ったのか?私がそう疑問を投げかけると、「国際関係に興味があったため、厳しいところで一肌脱いで頑張ろうと思った」という回答が返ってきました。

心地よさに安住しない、遠入さんならではのチャレンジ精神が垣間見えますね。

 

強盗に襲われてもめげない精神

遠入さんの挑戦は、それだけではありません。

彼の大学生活を知るうえで欠かせないのが、スペインへの交換留学。その頃のお話を伺っていても、遠入さんのタフさがよく伝わってきました。

私が「留学先で悩んだことや挫折経験などはありますか?」と問いかけると、「悩んだことはあまりない」という驚きの回答が。

遠入さんによると、留学先でも友達がすぐにできて楽しかったとのこと。欧米人のオープンなコミュニティが彼にとっては居心地よく感じられたのだそうです。ちなみに使用言語についてですが、遠入さんの留学先であるバルセロナは英語を話せる人がそう多くはないため、基本的にスペイン語を使い、授業時や友人と遊ぶ際には英語を使っていたようでした。

このように、順風満帆に見える遠入さんの留学生活ですが、中には海外ゆえのアクシデントもあったようです。

本人の口から出たエピソードは、どれも聞いているだけで身の毛のよだつような体験でしたが、特にインタビュアー陣を驚愕させたのが、クリスマスの強盗事件。もちろん、遠入さんが強盗をしたのではありません(笑)

強盗に首を絞められ、被害届を出すために病院に行ったことがあるらしいのです。しかし、それでもめげないのが彼のパワフルなところ。

被害に遭った直後はさすがに怖くて外に出れず、翌日からの旅行を一度キャンセルしたものの、引きこもり二日目には「なぜ留学に来てるのに、自分は家に引きこもっているんだ」と思ってしまい、急遽、旅行に合流したのだそうです。

 

スペイン留学の背後にある価値観

スペイン留学を経て様々な経験を積まれ、たくさんのことを新しく学んだという遠入さん。そのスペイン留学の背後にはどのような考え・価値観があったのか探ってみました!

まず、そもそもなぜ海外留学を志したのでしょうか?

「幼少期インドに住んでいたこともあり、海外で上手くやっていける自信があったが、それは家族など周りに守られていた側面が大きかった。一人でも海外で生きていけるか、楽しめるかを確かめるために留学した。」

そう説明してくれました。周りのサポートが少ない環境でも柔軟に対応して自分の能力が通用するかに挑戦したいという想いがあったそうです。

様々な留学中の体験を通して、”自分は海外でも一人でうまくやっていける”という自信をつけることができたそうです。

次に湧き上がってくる疑問は、たくさんある留学先の中でなぜスペインを選んだのか、という点です。遠入さんにこれを尋ねたところ、理由は主に以下の3つであると解答してくれました。

遠入さんの代で初めて追加された留学先であり、自分の力を試すのにちょうどいい

②第二外国語をスペイン語にしていて、どうせなら使えるようにしたい

③ダンス&ミュージックが好き

総合的にスペインが最も魅力的な留学先だと判断したため、スペインに留学に行く決意をしたと話してくれました!

さらに、これから留学を控えている一橋生に向けて、こんなメッセージもいただきました!

「留学先を、大学の世界ランクとか周りからの人気/評価で決めちゃいがちだけど、自分軸で決めることが大事」

遠入さんの場合、過去の代で人気だったのがパリ政治学院だったそうで、初めはその人気と評判の高さに惹かれ、そこを志しました。しかし、自分が留学で何を得たいか・何を目的に留学をするのか再度考えた結果、パリ政治学院からスペインに志望を変更したそうです。自らの経験を踏まえたメッセージをいただけました!

 

大学卒業後の展望について

前述したように、中学生のときから外交官を強く志していた遠入さん。大学入学まで、本当に外交官になるために人生のルートを意図的に選んできたといいます。

ですが、インターンや留学の経験を通して、自分の本当にやりたいことは外交官ではなかったことに気が付きます。

大学在学中に、外務省でインターンをする機会に恵まれたという遠入さん。その経験を通して、伝統を重視する外務省の組織風土は、自分にあまり合わないと感じたそうです。そして、自分の意志決定ではコントロールできない外部要因によって、自分のやりたいことが制限される、またはできない環境に身を置くのは、自分の理想に反すると実感したそうです。

この経験から、外交官として国に勤めるよりも民間企業に勤める方が自分に合っているのではないかとの結論に至りました。

さらに、外交官を目指すか民間企業に就職するかという2択で迷った際に大事にしていた3つの判断軸を教えてくれました。

①海外駐在ができる業界であること

背景:「駐在=代表という概念」と考えると、自分が一組織内から選ばれた代表かつ日本一国から選ばれた代表として頑張ろうという意識が芽生えて簡単に挫折しないから。

②属性関係なく色々な人とつながりを作れ、絶えず人間関係が変化する環境であること

③色々な経験を通して自分自身が成長できること

上記の3つの判断軸を踏まえ、改めて自分の輝ける場所はどこか考えた時に、「商社」という業界に最も惹かれたと語ってくれました。

以上のような様々な思考を経て、遠入さんは2022年4月から日本の商社への入社を決めたようです。

最後に私達は遠入さんに、仕事に対する価値観を伺ってみました。

「人のために働くっていうのは自分は少し違う気がする。それは自分が満たされて幸せになって初めて他人を幸せにできると思うから。自分が好きなように働いていて自分が生き生きすることによって、他人にも幸せがもたらせられるのが良い!そしてその結果、自分がいなかったら結びつかなかった人同士を結び付けて、新しい商品だったり価値観を生むことが理想」

と話してくれました。それを一言でまとめると、「人間関係の起爆剤」になりたいとのことでした。

自分のやりたいことに向かって、溢れんばかりの行動力を発揮する遠入さん。

そんな彼の語ってくれた言葉からは、「まず自分で自分を幸せにするべき」という一つのブレない軸が見えてきます。

現在スペインで留学生活を満喫し、大学を卒業後も国外に羽ばたくであろう遠入さんが、今後どのくらいビッグな起爆剤になるのか、非常に楽しみですね!

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海野 智美

海野 智美

ライター

社会学部2年 幼少期をイギリス・アメリカで過ごす。中高ではバスケットボール部に所属し熱中。大学でもその熱を捨てられずバスケを続けているのと、新しいスポーツに挑戦したいという思いからバドミントンにも手を出した。 澁澤塾では一橋名鑑を中心に活動している。

  1. 遠入駿平:人間関係の起爆剤になる

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