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増山敬悟:大海を変革する

今回は法学部3年の増山敬悟さんにお話を伺った。

GLPや劇団WICKで精力的に活動され、現状に満足することなく留学など様々なことに挑戦しようとしている増山さん。

彼の確固たる行動哲学とそれが生み出された経緯を知ることは、きっと今日からあなたが新しいことに挑戦するきっかけとなってくれる。

どんな場所でも魅力に人が集まる。そんな彼の素顔に迫っていこう━━━。

 

“大海を知る”ということ━━浅いと言われても広くを徹底する哲学。

「高校時代友達に『広く浅いな』と言われて傷ついたこともありました。でも人生において『井の中の蛙大海を知らず』の方がダメだと思ったんです。」

私がインタビューする中で最も印象的だったのは、とにかくいろいろなことをやろうという彼の貪欲なまでの意識であった。実際に経歴をお聞きする中でも大学では、経済学部から法学部に転学した上でミュージカルサークル(彼はなんと主役に抜擢されている)にGLP、英語ディベート、留学と様々な活動に取り組み、学外でも他大学の知り合いの伝手で政治家や外交官など多くの社会人と話してその知見を高めている。小中学校でも応援団長やコンクールでの入賞、学級委員などを務め、高校では生徒会長として他校の生徒会長と学校を超えた活動に取り組んでいたらしい。

一人でやったとは思えないような経歴であるが、彼を突き動かすものは何なのだろうか。筆者が尋ねた時、おっしゃったのが冒頭の言葉だった。

様々な人と出会い、様々な価値観に出会う。たとえ自分の価値観や夢が揺らがされるほどの経験だとしても、自分のたった21年のキャパシティの中で答えが変わるのはいいことであるとおもう。価値観を常に更新し続けたい。ともおっしゃっていた。

人は年齢に関係なく、居心地のいい場所は維持したいと思うし、時に不安をもたらす変化を常に求め続けるのは意識しても難しい。かくいう筆者も狭い人間関係に安住してしまっている。そんな中で彼のこの価値観の柔軟性と社会や世界という“大海”を知ることを通して自分を更新することへの欲求こそ、挑戦する先々で他者を魅了する部分であるのかもしれない。

 

負けず嫌いと自分への信頼、噛み合う2つの歯車。

増山さんのメンタリティについて語る上で欠かせないのが上の2つであろうと思う。

彼にお話を伺った時の強い印象の1つに自分の将来や実力への絶対的な信頼とそれに支えられた一言ひとことの力強さであった。自信というと鼻につくとか、ネガティブなイメージを持つ人も多いと思う。しかし、経験や自身への気付きに裏打ちされた“中身“が伴っている自信は他人からの信頼も自然と集まるもので、彼もまたそのような自信の持ち主だった。

その“中身“とは何か。

先述の通り小・中学生の時から生徒会長やコンクールの自信などの成功経験を重ねてきたことはもちろん通っていた学校の校訓も強く影響していそうだ。彼の高校はカトリックの中高一貫校で、その校訓はズバリ“ノブレスオブリージュ”。当時高校生の彼は、私立の高校に通い不自由なく自己実現できている自分はより社会のために使いたいと考えたそうだ。自らの境遇への感謝と信頼が、彼の自身の大きな要因になっていると私は感じた。自分の境遇や持っているものに自覚的になるのはとても難しいが、今一度それを見返してみることで新しい自分を積み上げることができるかもしれない。

もう1つのポイントは負けず嫌いということであろう。

お話を伺っていて、これには浪人経験が大きく関わっていると強く感じた。

増山さんは東京大学に二度落ちてしまった経験を持っている。

彼曰くここで小学生の頃から野球やサッカーをし、レギュラーを勝ち取ってきたという彼の負けず嫌いな部分が再び強くなったという。

自分を信頼できているからこそ、負けないようにがむしゃらに頑張ることができて、また頑張ってさらには後悔のない選択ができるからこそ、自分への自信を高めることも同時にできているのではないだろうか。この2つの要素の連関が好循環を生み出していることこそ彼の人間的な魅力を引き出していると筆者は感じた。

勝ちにこだわる。そして達成できた自分をきちんと評価する。

当たり前のことではあるが、なかなか徹底できないことでもあると同時に思う。自分の成長にも、そして活動の動機付けにもなるので筆者自身一度しっかりこの2つを実践してみることとしたい。

 

“大海を変革する”ということ━━自分が主体として世界を良くするという夢。

増山さんに夢を聞いてみた。

彼の夢はズバリ、社会に貢献するような事業家となることであるという。

「自分は恵まれた環境にあるし、考える力も人一倍つけさせてもらったので、次はこの力を社会に貢献させていきたい」

ここまでみてきたように与えられた状況に感謝しながら1つ1つ勝ちにこだわって、自分を積み上げてこられた増山さんであるが、ここでも高校時代の“ノブレスオブリージュ”の精神を強く持っている。

それではなぜ経営者なのか。

中高時代は増山さん自身も国際組織や官僚になることで、社会への自分の力の還元を行うつもりであったという。しかし大学時代に社会人の方と話し、活躍の場を広げていく中で、「組織に入ること」のデメリットに目が向くようになったようだ。彼は自分のやったことの成果をしっかりと把握して次につなげたいと感じており、組織の中で動くことはどうしてもパーツとして働くことが必要になってくるのでそれができにくくなってしまう。

主体として世界を動かすにはどうすればいいのか。そんな問いを立てながら就職活動をするうちに事業家としての道に確信を覚えたという。

そんな彼も今はまだ、ビジネスの領域を決めきってはいない。

これは未だ、上で述べた価値観の更新を止めないためだそうだ。少なくともあと10年はビジネスを学び、留学などを通して広い社会を知って社会に最大限貢献できる道を探っていくという。

「井の中の蛙大海を知らず」

そうならないために大海を知り、得た経験と知識で大海を変えていく。

その目標に向かって進んでいく力をインタビュー筆者は常に感じた。

 

一橋大生に伝えたいこと。

最後に増山さんに一橋生に伝えたいことがあるか聞いてみた。

一橋大の特徴について、ガツガツせず話を聞いた上で的確な対応をする人が多く海外にも開かれているが、その一方コミュニティ内で閉じこもりがちになってしまいがちだと評した上で、彼が歩んできた3年生までの道のりを踏まえアドバイスをもらった。

大学3年の中で、1年目は大学順応期だと思う。

いろんなところに顔を出して、手を出して、自分が楽しいと感じるものを探す時期。その終わりまでにこれだと思うやりたいことが1つか2つ程度に絞れてくる。

2年生は大成期。

興味があることを徹底してやって、突き詰めて欲しい。自分で何かを見つけるフェーズがあって、それを頑張りやり抜くという経験をやったことがあるかないかは重要。2年生はやり切る経験をしてほしい。

3年生は社会に向けたステップを踏むべきだ。

社会のことについて自分を見つめ直す期間にしたら良いのではないかと思う。社会に出ると決まった時になんとなく就活をするのではなくて、どんな大人になりたいかという自分の理想を決めてから辿っていく方が良い。

大学3年、4年生であれば非常に納得するのではないだろうか。

大学の4年間は長いようで一年一年はとても短い。

そんなあっと言う間に終わってしまうこの数年を増山さんのアドバイスを参考に大切に送ってほしい。

さて、今回は様々な事に挑戦している増山敬悟さんにお話を伺った。

1つのものを極めていると言うことは格好良く、そんな人生の使い方に安直に飛びついてしまいがちだが、その前に自分の持っているものとやりたい事にしっかり標準を合わせようとする事は非常に肝要だ。

そんな姿勢を貫いてこられた増山さんの行動哲学が、読者の皆さんの明日から何かを始めようという原動力になることを期待したい。

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上杉 篤志

上杉 篤志

ライター

商学部3年 澁澤塾運営、第24回KODAIRA祭実行委員会、テニスサークルCTC所属。 ライブ好き。好きなバンドのライブで「楽しい予感のする方へ、あなたがなりたい自分のいる方へ!」というMCを聞き澁澤塾への加入を決意。なりたい自分になるため、参考にするためいろんな人にインタビュー頑張ってます!実は一橋名鑑の名付け親。イッキョーメイカンって呼んでね。

  1. 増山敬悟:大海を変革する

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